小学生や中学生以降で習字をする機会はほとんどないと思う。
子供がいる家庭を除くと、墨汁や筆などの習字セットが家にある人は珍しいのではないだろうか。
墨汁で服や家が汚れることのリスクや、後片付け等の手間を考えると余計に習字をやる機会は訪れない。
しかし、習字は電子でもできる時代になった。
具体的に言うと、iPad と Zen Brush 2(とできればタブレット用のペンシル)があればいつでもどこでも習字ができてしまう。
新年の書き初めやきれいな字を書くことが好きな人、目標を書いて掲げたい人などは必見。
友人やパートナーとお遊び感覚でやるのもいいだろう。
習字に限った話ではないが、子供のころにやっていたことを大人になってから改めてやると、違った見方や感情が芽生えるので人生経験としておすすめだ。
Zen Brush 2 とは
『Zen Brush 2』は、力強く美しい和筆の質感にこだわったドローアプリ。
以下は説明欄から抜粋・編集して記載。
筆特有のさらさらな描き心地を生み出す新描画システム。
「禅」の心を感じるシンプルで直感的なUIを備え、禅アートに最適なアプリとしてデザインされている。
起動してすぐ描ける手軽さと、他にはない豊かな筆の表現力によって、誰でも、どこにいても優れた作品を創造できる。
描いたイラストはシェア機能で簡単に共有したり、画像として書き出して保存することもできる。
豊富な背景のテンプレートが用意されており、より雰囲気のある作品に仕上げて、どんどんシェアしてみよう。
執筆時点では370円の有料アプリとなるが、月額課金のサブスクリプションではなく買い切りなので少額の出費で済む。
円安等の影響で480円に値上がり (2022/10/08 更新)
また、新しいバージョンの『Zen Brush 3』も出ている。
使用したいバージョンを購入してもらって構わないが、バージョン2の方が安いのと、評価が高いのでオススメ。
Zen Brush 2 の機能について
基本的な画面構成はこのようになっている。
黒と赤の筆があり、上部のツールバーから筆のサイズや種類も変更することが可能。
ツールバーは一番左の三角のアイコンを押すことで、下に表示させることもできる。
使いやすい方に設定してみよう。
もちろん、「戻る」や「全て削除」、画面のズームなどの基本的な操作も簡単に行うことができる。
そして、背景となっている紙の種類にはいくつかのテンプレートが用意されている。
標準的なものから、フレーム、色紙などお好みでアレンジすることが可能だ。
文字を書いた後からでも変更可能なので、書き終えた後に比較して似合うものに変更してみるのも良いだろう。
文字数に合わせてグリッド線を引くことができ、きれいに文字を配置することも容易となる。
また、作成したファイルの保存やシェアもできる。
保存しておいて、後から編集を加えるというように電子データならではの使い方が可能だ。
実際に目標を書いてみた
2022年の年明けに新年の目標を掲げるため、実際に「Zen Brush 2」を使って目標を書いてみました。
掲げた目標は「狼貪虎視(ろうどんこし)」。
寅年ということもあり、「虎」が入っている言葉を選定した。
言葉の詳細が気になる方は以下の記事も合わせてご覧いただきたい。
-
かっこいい四字熟語「狼貪虎視(ろうどんこし)」の意味について解説
一般的に”狼のように貪欲”で”虎のように獲物を狙う”という例えで、野心が旺盛で欲深いことを意味します。 貪欲や強欲のような意味合いで使われることが多く、少々悪いイメージを持たれる言葉かと思われますが、 ...
続きを見る
余談だが、左下に赤の筆で名前を書くと、それっぽい雰囲気となるので試してみてほしい。
まとめ
以上、iPadの有料アプリ『Zen Brush』で習字ができることを紹介した。
今の時代はインターネットにつながる電子機器があれば何でもできてしまう。
場所や時間を問わず気軽にできるのは良い反面、本来の良さ(習字なら筆の感覚や墨のにじみなど)を味わえないのは欠点かもしれない。
この記事が少しでも参考になると幸いだ。
他にもMacBookやApple Watchなどの情報を公開しているので、合わせてご覧いただきたい。
Apple Watchの文字盤にGoogleカレンダーの予定を表示させる方法 を解説!
【M2対応・最新版】MacBookを購入したら必須・オススメの設定 を紹介!
最後まで目を通していただき、ありがとうございました。