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当記事で紹介するボードゲームはこちら!
『宝石の煌き』
難易度 :
重さ :
デザイン :
リプレイ性:
言語依存 :
総評 :
※筆者の主観が含まれます。実際に遊ぶことをオススメします。
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目次を確認して、気になるところから読もう!
概要
商品情報
タイトル(Title) | 宝石の煌き(Splendor) |
プレイ人数(Players) | 2〜4人 |
プレイ時間(Playing Time) | 約30分 |
対象年齢(Age) | 10歳以上 |
ゲームデザイン(Designer) | Marc André |
アートワーク(Artist) | Pascal Quidault |
メーカー(Publisher) | SPACE Cowboys, ホビージャパン など |
発売日(Release) | 2015年7月(海外リリースは2014年) |
価格(Price) | 5,500円(税込) |
BGG(BoardGameGeek)
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BGGとは、様々なボードゲームのデータが集約されているサイト(英語)だよ!
ランキング(Board Game Rank) | 221位 |
レート(Geek Rating) | 7.3 |
重さ(Weight) | 1.8 / 5.0 |
どのようなゲーム?
ざっくり言うと・・・
宝石トークンを獲得してカードを購入。ボーナスと威信ポイントを稼ごう!
5種類の宝石とジョーカーである黄金、勝利点や永続的な資源となる発展カード、共通目標となる貴族タイルなどの要素がある作品。
宝石獲得にはルールがあるので、うまく宝石を獲得しながらも、発展カードを購入して、効率よくゲームを進めていくことが試される。
内容物
箱
黄色が特徴的な縦長の箱。
サイズは横21×縦27cmほどで、『アクアガーデン』や『甲虫相撲』より一回り大きく、『ワーリング・ウィッチクラフト』より一回り小さいくらいのサイズ感。
コンポーネント
プラスチック製のインサートが付属しているため、コンポーネントはきれいに収納が可能。
ただし、縦置きすると宝石トークンが散らばってしまうこともあるので注意が必要だ。
コンポーネント一覧
- 宝石トークン:40枚
- 発展カード(レベル1):40枚
- 発展カード(レベル2):30枚
- 発展カード(レベル3):20枚
- 貴族タイル:10枚
- ルールブック:1冊
スリーブ
紙製のカード類は、遊んでいると段々と傷や汚れが蓄積されてしまう。
綺麗に保管して、長く遊べるようにするためにも、スリーブを付けて保護することを強くオススメする。
透明なスリーブであればボードゲームの世界観を崩すこともないし、個人的にはスリーブに入っているカードはかっこよくて好みだ。
厚めのハードスリーブでも、入れ方を工夫すれば箱への収納は問題ない。
ルール
ルールの概要を説明するにあたって、初めにゲームの目的や勝利条件、どのような状態になったらゲームが終了するかを明確化する。
筆者の個人的な考えだが、『目的がわからない』・『終わりが見えない』状態でルールや流れを説明しても、聞いている側はイメージするのが難しい。
何事も目的を理解した上で、全体像がイメージできると良いだろう。
詳細はルールブックを参照
正確な情報を記載するようにしていますが、筆者の解釈に誤りがある可能性がありますので、ご了承ください。詳細な情報については、同梱されているルールブック等をご確認ください。
ゲームの目的
ざっくり言うと・・・
勝利点である威信ポイントを多く集めること。
ゲーム終了時点のポイントによって勝敗が決まる。
ゲーム中に購入する発展カードや共通目標となる貴族タイルを獲得することで、ポイントを集めることができる。
終了条件
ざっくり言うと・・・
いずれかのプレイヤーが15威信ポイントに達したら、そのラウンドをもって終了。
ラウンド制ではなく、プレイヤーのポイントに依存する。
いずれかのプレイヤーが一定数のポイントに達するまでゲームは続くということだ。
全体の流れ
詳細はルールブックを参照
ゲームの準備については触れませんので、同梱されているルールブック等を参照してください。
プレイする人数によって、使用する宝石トークンや公開する貴族タイルに違いがあります。
各プレイヤーは自分の手番に、以下の4つのアクションから1つを選択して実行する。
1. 異なる色の宝石トークンを3枚得る
場から異なる3色の宝石トークンを1枚ずつ獲得する。(自分の手元に公開して置いておく。)
プレイヤーが手番の終了時に持てる宝石トークンは黄金トークンを含めて最大10枚まで。
超えている場合は10枚になるように任意の宝石トークンを戻す。
2. 同じ色の宝石トークンを2枚得る
場に4枚以上残っている1色の宝石トークンを2枚獲得する。(自分の手元に公開して置いておく。)
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この場合も含め、常に宝石トークンを保持できる上限は10枚だ。
3. 発展カードを1枚確保し、黄金トークンを1枚得る
場の表向きになっている発展カードを1枚か、いずれかのレベルの山札の一番上のカードを1枚を選択する。
選択したカードを手札に加えて、黄金トークンを1枚獲得する。
手札に確保できる発展カードは3枚までで、購入以外の手段で手放すことはできない。
また、黄金トークンが残っていない場合、黄金トークンは受け取れずカードの確保のみとなる。
4. 場または確保している発展カード1枚を購入する
発展カードに示されたコスト(宝石トークン)を支払うことで、1枚購入することができる。
購入できる発展カードは場に表向きになっているカードか手札に確保したカードのみ。
購入したカードの情報が見えるように、色ごとに重ねて表向きに置く。
補足
ボーナス
発展カードには宝石トークンが描かれている。
これは、ボーナスであり永続的に使用できる資源として扱われる。
つまり、発展カードを購入する際、自分のボーナス分を差し引いたコストで購入することができるのだ。
発展カードを購入すればするほど、どんどんボーナスが増えていき、より少ないコストで発展カードを購入できるようになる!
貴族
プレイヤーは手番終了時、貴族タイルの条件を満たしているかをチェックする。
貴族タイルに示された数と種類のボーナスを持っている場合、貴族タイルを必ず受け取る。
複数の貴族タイルの条件を同時に満たした場合は任意の貴族タイルを1枚だけ選ぶ。
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言い換えると、早い者勝ちの共通目標(勝利点)だね。
ソロプレイ
残念ながら最低プレイ人数は2人からのため、ソロプレイでは遊べない。
注意事項
忘れがちな点
- 場の発展カードが購入・確保された場合、即座に同じレベルのカードを山札から公開して補充する。山札がなくなった場合、補充は行われない。
- 同点の場合、購入した発展カードが少ない方の勝利。
エラッタ
- 執筆時点において、特になし。
プレイした感想
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個人的な感想のため参考程度に。
良かった点
- 宝石トークンが重量感のあるチップで豪華。
- プレイ内容はシンプルなのでテンポよくゲームは進むが、しっかり戦略性や駆け引きが求められる作品。ボードゲーム初心者にはもちろん、経験者にもオススメできる。
気になった点
- 貴族タイルは点数に直結する要素なので、取れないと勝利が遠くなる。特に2人プレイだと貴族タイルを取ったほうが勝つ印象。
- 人数は多い方がよい。3, 4人プレイがオススメ。
プレイ時のコツ
- オープンドラフトなので、どのカードをいつ獲得するかの駆け引きが大事。自分でカードを購入する準備をしながらも、相手がほしいカードを取らせないように立ち回る必要がある。
- 相手の状況も常に確認しておく必要がある。威信ポイント、購入したカードなどから、相手の行動が推測できると読み合いが発生して高度な勝負となるだろう。
- ゲーム開始時に貴族タイルを確認して、どのように攻めるかを考えるとよい。
拡張
宝石の煌き:都市
2017年9月に発売された拡張セット。独立した4つの追加ルールでプレイできるようになる。
- 都市:新たな目的
どの都市も素晴らしい芸術品を求めている。それを作りだし、ゲームに勝つのは君だ。 - 交易所:驚異の力
交易路に交易所を建設し、その大いなる能力を手に入れよ。 - 東洋:新たなカード
インドへと開かれた道は、予想もできない資源へと続く。レヴァントの国々の力を操る術を身に。 - 城塞:新たな戦い
城塞を建て、君の発展を推し進め、商売敵の進展を押さえ込め。
参考:『宝石の煌き:都市 | ANALOG GAME INDEX』
宝石の煌き:デュエル
2022年11月に発売された2人用。拡張ではないので、単体で遊ぶことができる。
基本的なルールは踏襲されながらも、新しいルールや戦略が追加されている。
アップグレード
宝石トークン:MeepleSourceの木駒
宝石トークンのアップグレードはいくつか流通している。
その中でも魅力的な「MeepleSource」の木駒を紹介しているので、気になる方は合わせてチェックしてみてほしい。
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【宝石の煌き】宝石トークンをアップグレード!木駒好きにオススメ!
ベストセラー作品である『宝石の煌き』のアップグレードを紹介。チップの宝石と黄金トークンを軽量でコンパクトな見た目のかわいい木駒に!MeepleSourceの豪華な製品はボードゲームの雰囲気を良くしてくれること間違いなし!
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まとめ
ベストセラー作品である『宝石の煌き』を紹介した。
ボードゲームを知っている人であれば、今更な情報だったかもしれない。
ランキング上位の人気作品なので、一度はプレイしてみて損はないだろう。
当記事が”君”のボードゲームライフに多少なりとも貢献できたのであれば幸いだ。
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最後まで目を通していただき、本当にありがとう。またどこかで会おう!