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『ピーズ』
難易度 :
重さ :
デザイン :
リプレイ性:
言語依存 :
総評 :
※筆者の主観が含まれます。実際に遊ぶことをオススメします。
目次を確認して、気になるところから読もう!
概要
商品情報
タイトル(Title) | ピーズ(PEAS) |
プレイ人数(Players) | 2人 |
プレイ時間(Playing Time) | 約30分 |
対象年齢(Age) | 10歳以上 |
ゲームデザイン(Designer) | kota konno |
アートワーク(Artist) | METEOR |
メーカー(Publisher) | kota konno, すごろくや(Mamé Wasabi) など |
発売日(Release) | 2023年 |
価格(Price) | 2,200円(税込) |
BGG(BoardGameGeek)
BGGとは、様々なボードゲームのデータが集約されているサイト(英語)だよ!
ランキング(Board Game Rank) | データなし |
レート(Geek Rating) | データなし |
重さ(Weight) | データなし |
どのようなゲーム?
点数となる場のえんどうカードの獲得を目指し、10枚の手札を使って交互にプレイしていく。
トリックテイキングなので、場合によっては相手が出したカードの色に合わせて出す必要がある。
相手との戦略の読み合いが面白い日本産の作品だ。
最大3ラウンドで先に2ラウンド制したプレイヤーが勝利となる。
#ゲームマーケット2023春 にて
— konno. (@konno3171) March 1, 2023
個人で初出展します!
新作は『PEAS』
なが〜いエンドウからお豆を取り合う2人用トリックテイキングゲームです。
追って情報を公開していきます。よろしくお願いします! pic.twitter.com/40BFOnAvDw
内容物
箱
箱のサイズは横7×縦10cmほどで非常にコンパクト。
『シーソルト&ペーパー』や『コロレット』と比較すると、一回り小さいくらいのサイズ感。
箱のすべりが悪いせいか、蓋が少し外しづらい。
コンポーネント
コンポーネントはすべてカードで構成されている。カードはすべて同じサイズ(4.3cm✗6.3cm)。
コンポーネント一覧
- プレイヤーカード:2枚
- プレイカード:24枚(4色が6枚ずつ)
- 方向カード:2枚(「へた」・「さき」が各1枚)
- 先攻お豆カード:1枚
- えんどうカード「お豆」:6枚(「1」が4枚、「2」が1枚、「3」が1枚)
- えんどうカード「虫」:4枚(「2」が3枚、「3」が1枚)
- 説明書:1冊
スリーブ
紙製のカード類は、遊んでいると段々と傷や汚れが蓄積されてしまう。
綺麗に保管して、長く遊べるようにするためにも、スリーブを付けて保護することを強くオススメする。
透明なスリーブであればボードゲームの世界観を崩すこともないし、個人的にはスリーブに入っているカードはかっこよくて好みだ。
スリーブを付けると、写真のように横向きに収納できない場合があるので注意が必要だ。
少し嵩張るが縦向きでも収納は可能。モビロンバンドなどで固定できるとよいかもしれない。
ルール
ルールの概要を説明するにあたって、初めにゲームの目的や勝利条件、どのような状態になったらゲームが終了するかを明確化する。
筆者の個人的な考えだが、『目的がわからない』・『終わりが見えない』状態でルールや流れを説明しても、聞いている側はイメージするのが難しい。
何事も目的を理解した上で、全体像がイメージできると良いだろう。
詳細はルールブックを参照
正確な情報を記載するようにしていますが、筆者の解釈に誤りがある可能性がありますので、ご了承ください。詳細な情報については、同梱されているルールブック等をご確認ください。
ゲームの目的
ざっくり言うと・・・
えんどうカード(得点)を獲得する。
手札のカードを使用して勝負するようなイメージ。
場のえんどうカードを取り合い、得点が高いプレイヤーの勝ち。
終了条件
ざっくり言うと・・・
2ラウンド先取。最大3ラウンドまで行われる。
ラウンド制。1ラウンドに10回の勝負が行われ、点数が高いとラウンドを制する。
全体の流れ
詳細はルールブックを参照
ゲームの準備については触れませんので、同梱されているルールブック等を参照してください。
自分の手番では、場のえんどうカードに対して手札のカードを出すだけ。
手札を出せる条件は以下。
- 場のえんどうカード1枚に対して、手札から出せるカードはお互い1枚ずつ。
- 相手のカードがない場合は任意のカードを出せる。
- 相手のカードがある場合は同じ色のカードを出さなければならない。もしも、相手のカードと同じ色を持っていない場合は任意のカードを出せる。
先攻プレイヤーから順にカードを出していき、10枚すべてのカードを出したら勝敗の判定に移る。
勝敗の判定
場のえんどうカードは「へた」から「さき」に向かって1枚ずつ勝敗を判定していく。
「へた」側1枚目のえんどうカードに先にカードを出したプレイヤーが親カードとなり、勝利したプレイヤーは次のカードの親となる。
親となったカードと同じ色の場合は数字の大きい方が勝利、異なる色の場合は親側の勝利という仕組み。
勝利したプレイヤーはえんどうカードを獲得し、お豆カードの場合は得点が数字分プラス、虫くんカードの場合は得点が数字分マイナス。
最終的に得点の合計が高い方がラウンドの勝者となる。
補足すべき項目
ソロプレイ
残念ながら2人用のため、ソロプレイでは遊べない。
2人専用のボードゲームは他にも色々あるので、気になるものがあればチェックしてみてほしい。
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注意事項
忘れがちな点
- 「へた」側1枚目のえんどうカードに先にカードを出したプレイヤーが親カードとなる。
- 全勝負で敗北して相手がすべてのえんどうカードを持っている場合は、全敗北したプレイヤーが勝利する。
- 得点の合計が同点の場合は、先攻のプレイヤーが勝利する。
エラッタ
- 執筆時点において、特になし。
プレイした感想
個人的な感想のため参考程度に。
実際にプレイしてみて・・・
各勝負の勝敗を推測するのとカード選択における相手との読み合いが楽しい!
良かった点
- すべてのカードを使用しないため、完全には相手のカードを推測できないようになっている。
- トリックテイキングはカードを出すルールや勝敗の判定が複雑なものもあるが、『ピーズ』は比較的簡単。
- マイナスとなる虫カードが絶妙。得点の高いお豆カードと並ぶと、どのカードを出すかなど戦略性が求められる。
気になった点
- 製品の個体差はあるかもしれないが、箱の蓋が外しづらい。
- 箱のサイズがコンパクトなのは嬉しいが、スリーブを付けるとカードを横向きで収納できない場合がある。
プレイ時のコツ
- 親となるカードが直前の勝負で勝利したプレイヤー側のカードになるところがポイント。カードを出すときに、どちらが親となるのか、勝敗はどうなるのかを考えながら出す必要がある。
- 相手の行動に合わせてカードを出すのも良し、自分が先にカードを出して誘導するのも良し。
まとめ
2023年の春にゲームマーケットで登場した小箱『ピーズ』を紹介した。
「すごろくや」からも販売されており、日本産のボードゲームを海外にも展開することを目的とする「マメワサビ(MAMÉ WASABI)」ブランドの1作品でもある。
2人専用で気軽に遊べるので、是非手にとってプレイしてみてほしい。
当記事が”君”のボードゲームライフに多少なりとも貢献できたのであれば幸いだ。
最後まで目を通していただき、本当にありがとう。またどこかで会おう!