当記事で紹介するボードゲームはこちら!
『小早川』
難易度 :
重さ :
デザイン :
リプレイ性:
言語依存 :
総評 :
※筆者の主観が含まれます。実際に遊ぶことをオススメします。
目次を確認して、気になるところから読もう!
概要
商品情報
タイトル(Title) | 小早川(Kobayakawa) |
プレイ人数(Players) | 3〜6人 |
プレイ時間(Playing Time) | 約20分 |
対象年齢(Age) | 8歳以上 |
ゲームデザイン(Designer) | 佐々木 隼 |
アートワーク(Artist) | 佐々木 隼 |
メーカー(Publisher) | オインクゲームズ など |
発売日(Release) | 2018年(初リリースは2013年) |
価格(Price) | 2,970円(税込) |
BGG(BoardGameGeek)
BGGとは、様々なボードゲームのデータが集約されているサイト(英語)だよ!
ランキング(Board Game Rank) | 3,461位 |
レート(Geek Rating) | 5.9 |
重さ(Weight) | 1.2 / 5.0 |
どのようなゲーム?
ざっくり言うと・・・
シンプルなギャンブルカードゲーム!手元のカードが一番大きいかを予想してメダルを賭けろ!
「カードの数字の大きさを競ってメダルを賭ける」という、カジノにあるギャンブルのようなボードゲーム。
手元に残るカードの数字が一番大きいと勝者になるのだが、場にある「小早川」というカードが重要な役割を果たす。
なんと、「小早川」のカードは一番数字の小さい人に加算されるというルールなのだ。
なので、単純に大きい数字だからといって勝負に勝てるわけではない。
駆け引きやハッタリが試される、みんなでワイワイ盛り上がる作品となっている。
内容物
箱
オインクゲームズ特有の横6.5×縦11cmの箱。
メタルコインが70枚も入っているので、見た目以上に重量感がある。
他の小箱と比較すると、『ピーズ』や『シーソルト&ペーパー』よりかは大きく、『ポテトマン』や『アクアガーデンの拡張』と比較すると一回り小さいくらいの時間。
水色に赤字のアイコンやテキストがあるシンプルなデザインながらも、オシャレな雰囲気に仕上がっている。
コンポーネント
新版から金属製メダルの枚数が2倍ほどとなり、カードのデザインも美しく、非常に豪華なコンポーネント。
公式の記載はないが、金属製メダルを入れる用の袋も付属しているので収納にも困らない。
コンポーネント一覧
- カード:15枚
- 金属製メダル(袋付き):70枚
- 大将マーカー:1枚
- ルール説明書:2冊(日本語・英語)
スリーブ
紙製のカード類は、遊んでいると段々と傷や汚れが蓄積されてしまう。
綺麗に保管して、長く遊べるようにするためにも、スリーブを付けて保護することを強くオススメする。
透明なスリーブであればボードゲームの世界観を崩すこともないし、個人的にはスリーブに入っているカードはかっこよくて好みだ。
カードの枚数が少ないので、スリーブに入れても問題なく収納できる。
ルール
ルールの概要を説明するにあたって、初めにゲームの目的や勝利条件、どのような状態になったらゲームが終了するかを明確化する。
筆者の個人的な考えだが、『目的がわからない』・『終わりが見えない』状態でルールや流れを説明しても、聞いている側はイメージするのが難しい。
何事も目的を理解した上で、全体像がイメージできると良いだろう。
詳細はルールブックを参照
正確な情報を記載するようにしていますが、筆者の解釈に誤りがある可能性がありますので、ご了承ください。詳細な情報については、同梱されているルールブック等をご確認ください。
ゲームの目的
ざっくり言うと・・・
大きい数字でラウンドを制し、相手より多くのメダルを集める。
最終的な勝者は最も多くのメダルを持っていた人。
メダルを稼ぐには、各ラウンドに勝利することも大事だが、駆け引きも重要な要素の一つとなってくる。
終了条件
ざっくり言うと・・・
ラウンド制。規定のラウンドが終了するとゲームが終了。
ルールブックには、軽く遊ぶなら5ラウンド、しっかり遊ぶなら10ラウンドが推奨されている。
ラウンド数によってゲーム性は変わらないので、任意のラウンド数でも問題ないぞ。
全体の流れ
詳細はルールブックを参照
ゲームの準備については触れませんので、同梱されているルールブック等を参照してください。
1. アクション
各プレイヤーは順番に、以下のどちらかを選択してアクションする。
- 手札の入れ替え
山札からカードを1枚引く。手元のカードまたは山札から引いたカードの内、1枚を手札に残し、もう1枚を表向きで捨てる。 - 小早川の入れ替え
山札からカードを1枚引く。表になっている「小早川」の上に重ねる。
2. メダルを賭ける
アクションが終了後、各プレイヤーは順番にメダルを賭けていく。
ポーカーなどと同様で、メダルを賭けるパターンは以下の3つ。
- コール
一番多い枚数を賭けているプレイヤーと同じ枚数を賭ける。手元のメダルが足りない場合、すべてのメダルを賭けて(オールインして)勝負に参加することは可能。 - レイズ
一番多い枚数を賭けているプレイヤーより多い枚数を賭ける。賭ける枚数に上限はない。 - パス(フォールド)
メダルを賭けずにパスする(勝負から降りる)。パスをする前に賭けたメダルは手元には戻らない。
パスしたプレイヤーを除いて、賭けたメダルの枚数が同数になるまで繰り返す。
3. カードをオープン
パスしたプレイヤーを除いて、カードを表向きにして勝敗を判定する。
表向きになったカードの中で一番数字の小さい人は、「小早川」のカードを獲得して、その数字分を加算した数値となる。
数字が一番大きいプレイヤーの勝利となり、このラウンドで賭けられたすべてのメダルを獲得する。
ソロプレイ
残念ながら最低プレイ人数は3人なので、ソロプレイには対応していない。
6人まで遊べるので、友人や家族など、大人数が集まったときにプレイしてみよう。
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注意事項
忘れがちな点
- 勝負判定時に一番大きい数字が複数人いた場合、手番が早いプレイヤーが勝利する。
- 勝負に参加したプレイヤーが一人だけの(他のプレイヤーが全員パスした)場合、そのプレイヤーは勝利となり、手札を公開する必要はない。
- ラウンド終了時、メダルを持っていないプレイヤーは脱落。
- ゲーム終了時、メダルの枚数が同数の場合は引き分け。
エラッタ
- 執筆時点において、特になし。
プレイした感想
個人的な感想のため参考程度に。
実際にプレイしてみて・・・
シンプルなゲーム内容でお手軽カジノ!
良かった点
- メダルを賭けるという要素が気軽にカジノ気分を味わえる。
- ルールはシンプルながらも、ベッティングや「小早川」という大逆転(番狂わせ)的な要素もあり、みんなでワイワイ盛り上がる。
- 箱のデザインやカードの絵柄など、アートワークが非常に良い。メタルコインで高級感があるのも魅力的。
気になった点
- 任天堂Switch等で配信されている「小早川」と同様に、数字を増やして8人プレイまで対応できると嬉しい。
プレイ時のコツ
- 相手の数字が分からないので、ある程度の推測や心理的な要素も含まれてくる。相手の動きを見つつ、自分の度胸やハッタリで相手を騙すという戦略も考えられるだろう。
- 勝負どころを見極める必要あり。勝てそうなカードのときだけメダルを賭けてばかりだと、メダルをなかなか増やせないし、相手にもカードを推測されやすい。
まとめ
長らく絶版となっていたオインクゲームズの『小早川』を紹介した。
2024年春のゲームマーケットから再販が始まったので、入手しやすくなっているはずだ。
気になった方は是非一度プレイしてみてほしい。
当記事が”君”のボードゲームライフに多少なりとも貢献できたのであれば幸いだ。
最後まで目を通していただき、本当にありがとう。またどこかで会おう!