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『ファイアドラゴン』
難易度 :
重さ :
デザイン :
リプレイ性:
言語依存 :
総評 :
※筆者の主観が含まれます。実際に遊ぶことをオススメします。
目次を確認して、気になるところから読もう!
概要
商品情報
タイトル(Title) | ファイアドラゴン (Feuer Drachen, Fire Doragon) |
プレイ人数(Players) | 2〜4人 |
プレイ時間(Playing Time) | 約20分 |
対象年齢(Age) | 5歳以上 |
ゲームデザイン(Designer) | Carlo Emanuele Lanzavecchia |
アートワーク(Artist) | Franz Vohwinkel |
メーカー(Publisher) | HABA, すごろくや など |
発売日(Release) | 2015年(海外リリースは2013年) |
価格(Price) | 5,940円(税込) |
生産終了
執筆時点、メーカー絶版となり生産が終了しています。
BGG(BoardGameGeek)
BGGとは、様々なボードゲームのデータが集約されているサイト(英語)だよ!
ランキング(Board Game Rank) | 8,321位 |
レート(Geek Rating) | 5.6 |
重さ(Weight) | 1.2 / 5.0 |
どのようなゲーム?
ざっくり言うと・・・
竜使いとなり、サイコロの出た目に応じて火山の周囲を飛び回りながら、噴火で飛び散るルビーを集めていくゲーム。
ドラゴン、宝石、火山という男心をくすぐる要素が盛りだくさん。
特に火山の噴火でルビーが飛び散るタイミングは盛り上がる!ジャラジャラって!
サイコロに応じてアクションが決まるので、ルールも理解しやすく、小さい子供でも楽しく遊べるのが魅力的。
効率よくルビーを回収するために、ドラゴンの配置を考慮する必要があったりと、戦略性も試されるので大人も十分に楽しめる作品となっている。
竜に乗って噴火で飛び散るルビーを集める『ファイアドラゴン』は、子供から大人まで家族で遊べるクリスマスプレゼントとして大変おすすめです。ただ、残念ながらすでにメーカー絶版のため、今回の入荷分が最後の在庫となります。ぜひお早めにどうぞ!
— すごろくや (@sugorokuya) November 30, 2018
購入用リンク:https://t.co/GjejcvvDx8 pic.twitter.com/L2hzB27Vcr
内容物
箱
黄色がベースとなっており、可愛いドラゴンと背景には噴火した火山が描かれている。
箱のサイズは大体26cm四方ほどで、2人用ゲームの『イッツアワンダフルキングダム』と比較すると、厚みも含めて一回り小さいサイズ感。見かけによらず軽いので持ち運びもしやすいだろう。
BGGのランキング上位である『カスカディア』と比べると一回り大きい。
コンポーネント
ゲームで使用する火山が特徴的。ドラゴンのイラストもかっこいい&かわいいので、子供への印象も良さそうだ。
ダイスは普通の6面ダイスではなく、火山のイラストの面があったり、2の面が2つあったり。
ルールは日本語の他に、英語とドイツ語でも書かれており、多言語対応版となっている。
コンポーネント一覧
- ボード:1枚
- 火山:1山(上下2分割)
- ドラゴン:8個(4色各2頭)
- 小さい袋:4枚(4色各1枚)
- サイコロ:2個
- ドラゴンルビー:80個
- 炭:12個
- ルールブック:1冊
箱の中身は写真のようになっており、コンポーネントも多くないので、大分余裕がある。
ゲームの準備を効率的に行いたいのであれば、袋の中に炭を入れておくなどの工夫をするといいだろう。
余談だが、炭が1個多く入っていた。多い分には構わないけど。
ルール
ルールの概要を説明するにあたって、初めにゲームの目的や勝利条件、どのような状態になったらゲームが終了するかを明確化する。
筆者の個人的な考えだが、『目的がわからない』・『終わりが見えない』状態でルールや流れを説明しても、聞いている側はイメージするのが難しい。
ゲームの目的を理解した上で、全体像がイメージできると良いだろう。
詳細はルールブックを参照
正確な情報を記載するようにしていますが、筆者の解釈に誤りがある可能性がありますので、ご了承ください。詳細な情報については、同梱されているルールブック等をご確認ください。
ゲームの目的
ざっくり言うと・・・
噴火後の落ちているルビーを拾うか、相手の袋から奪うかして、たくさんのルビーを集める。
もっとざっくり言うと、たくさんのルビーを集めるだけ!ルビーの合計が勝利点となる。
集める手段は大きく分けて2つあり、ドラゴンの移動先にあるルビーを拾うか、ドラゴンの移動先にいる相手の袋からランダムで奪うか。詳細は後述している。
ルビーの他に炭が出てくるが、点数にはならないので注意しよう。
終了条件
ざっくり言うと・・・
ストックのルビーがなくなるとゲームが終了。
火山にルビーを補充するアクションがある。
この際に、ストックのルビーがなくなると、最後のプレイヤーのアクションを完了させて、ゲーム終了となる。
ゲームの準備
- ボードに火山とドラゴンの配置
ゲームボードを広げて、中央に火山の上下を重ねて配置する。 - ルビーと炭を袋に入れる
各プレイヤーは好きな色を選択して、ドラゴン2頭と袋を受け取り、袋にルビーと炭を3個ずつ入れる。 - サイコロとルビーのストックを用意
残りのルビーとサイコロ2個を脇に置く。
全体の流れ
1. サイコロを振る
サイコロ2個を同時に振り、それぞれのサイコロの出た目に応じて、アクションを行う。
2. 出た目に応じてアクション
サイコロの組み合わせは以下の3通りとなるため、アクションは3種類に分かれる。
- 2個とも火山なし(2個とも数字)
はじめに、サイコロのどちらかの数字を選び、自分のドラゴンの1頭を時計回りの方向に進める。
次に、もう片方の数字分、ストックからルビーを火山に入れる。 - 1個だけ火山
はじめに、火山の上部を持ち上げてルビーを落とす。その後、火山を元に戻す。
次に、もう片方の数字分、自分のドラゴンの1頭を時計回りの方向に進める。 - 2個とも火山
はじめに、ストックから3個のルビーを火山に入れる。
次に、火山の上部を持ち上げてルビーを落とす。その後、火山を元に戻す。
3. ルビーの回収
得点となるルビーを集める方法は2種類ある。
- 自分のドラゴンを進めて、止まったマスにルビーがある場合、そのマスのルビーをすべて自分の袋の中に入れる。
- 自分のドラゴンが相手のドラゴンがいるマスに止まった場合、その相手の袋から、中身を見ないようにランダムで1個を盗む。盗むものは公開して、自分の袋の中に入れる。ルビーではなく炭を引く可能性もある。
4. ルビーの枯渇(ゲーム終了)
火山に入れるルビーのストックがなくなるとゲームが終了。
各プレイヤーは集めたルビーを数えて、一番多く集めた人が勝利となる。
ソロプレイ
残念ながら、複数人で楽しくプレイするゲーム。最低プレイ人数は2人からのため、ソロプレイでは遊べない。
系統は違うが、サイコロを使った簡単なボドゲとして『ムーンリープ』もオススメだ。
-
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注意事項
忘れがちな点
- 既にドラゴンがいるマスにルビーが落ちたとしても、誰も取ることはできない。マスに移動したタイミングに取るので、そのまま残しておく。
- 火山を持ち上げたときにルビーが一つも落ちなかった・一つもなかった場合は、火山にルビーを3個入れる。
- 相手と同じマスにドラゴンが止まると、ルビーを拾うのに加えて相手の袋の中身からランダムに1つ盗めるが、複数人いた場合は相手を1人選ぶ必要がある。選択後、袋から中身を盗むとき、袋の中身が空だった場合は何ももらえない。
エラッタ
- 執筆時点において、特になし。
プレイした感想
個人的な感想のため参考程度に。
実際にプレイしてみて・・・
みんなでワイワイ&休憩がてらに最適!大人も楽しめるが、子供向けという印象。
良かった点
- 火山の周りを飛び回るドラゴンが宝石を集めるという世界観は大人になった今でもワクワクした。アートワークやコンポーネントに動きがあるので、飽きずに遊べる。
- 気軽に遊べる点は魅力的。(どちらのサイコロの数字を採用するか、どちらのドラゴンを動かすかなどの選択は必要ではあるが)サイコロを振るだけでよいので、頭を使わずに楽しめる。個人的には重ゲー終わりの休憩がてらにやるのがオススメ。
気になった点
- ダイスの出る目、ルビーの飛び散りなど、運要素が多い。いわゆる『運ゲー』を嫌う人には向かないかもしれない。ただ、キッズゲームということもあり、楽しんだらOKというのが本音。
- 少し話がズレてしまうのだが、すごろくやのゲーム紹介ページのコメントに「火山の上部を傾けて上げることで、自分の落としたい方向にルビーを転がすことができる」という内容を見つけた。ファイアドラゴンに限らず、ボードゲームはイカサマをしようと思えば、いくらでもできてしまう。みんながルールを守って楽しくやろう。
プレイ時のコツ
- 特に2人でプレイする際、相手のマスに自分が止まること、自分のマスに相手が止まらないことを考えると、相手より先に進むのは得策ではないように感じた。
- ドラゴンの位置が偏っていると、ルビーが逆方向に飛び散った際に回収するのが難しい。逆方向まで行くには、どうしても手番を重ねないといけないので、その間に相手に取られてしまう。
- 思ったよりもルビーの減りは早いので、残りのルビーを意識しながらゲームを進める必要がある。
まとめ
今は出回りが少ないであろうボードゲームを紹介した。
ボードゲームカフェや中古で見つけたときは、是非手にとって遊んでみてほしい。
小さい子供を含めて家族みんなで遊んだり、重量級ゲームの息抜き遊んだりすることをオススメする。
当記事が”君”のボードゲームライフに多少なりとも貢献できたのであれば幸いだ。
最後まで目を通していただき、本当にありがとう。またどこかで会おう!