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docker system prune コマンドでディスク容量を削除して空き容量を確保

2022-02-14

Docker(ドッカー)を利用していると知らない間にディスク容量がいっぱいになっていることがある。

コンテナーのビルド等を繰り返すことで不要なデータやキャッシュが溜まっていってしまうのが原因。

Dockerのディスク容量が逼迫(ひっぱく)してしまうと、

コンテナーが正常に動作しないなどのエラーが起こる可能性がある。

使用していないコンテナやイメージ等の必要ないデータは適宜削除して、空き容量を確保するようにしよう。

この記事では、dockerの使用していない不要なデータを一括して削除する方法を紹介する。

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ディスクの容量を確認

docker system df にて、dockerのディスク利用状況を確認することができる。

docker system df
$ docker system df
TYPE            TOTAL     ACTIVE    SIZE      RECLAIMABLE
Images          13        11        9.923GB   1.367GB (13%)
Containers      11        11        82.47MB   0B (0%)
Local Volumes   6         6         512.7MB   0B (0%)
Build Cache     0         0         0B        0B

不要なデータをまとめて削除

docker system prune にて、以下をまとめて削除することが可能。

  • 停止中のコンテナー
  • 使用していないネットワーク
  • 使用していないイメージ
  • 使用していないボリューム
  • 不要なキャッシュ
docker system prune
$ docker system prune
WARNING! This will remove:
  - all stopped containers
  - all networks not used by at least one container
  - all dangling images
  - all dangling build cache

Are you sure you want to continue? [y/N]

コマンドを実行すると、上記のように削除しても良いか聞かれるので、問題なければYESの『y』を入力する。

確認が不要な場合は、オプションで -f を付けると、即座に削除処理を実行できる。

何も削除されない場合は、オプションで -a を付けると、削除できる場合がある。

また、使用していないマウントボリュームも含めて削除したい場合は、オプションで --volumes を付けよう。

『all volumes not used by at least one container』が追加されていることが確認できるはずだ。

docker system prune --volumes
$ docker system prune --volumes
WARNING! This will remove:
  - all stopped containers
  - all networks not used by at least one container
  - all volumes not used by at least one container
  - all dangling images
  - all dangling build cache

Are you sure you want to continue? [y/N]

不要なデータを個別で削除したい場合

先程はまとめて不要なデータを削除するコマンドを紹介したが、種類ごと(コンテナやイメージごと)に削除することもできる。

不要なコンテナの一括削除

docker container prune

不要なネットワークの一括削除

docker network prune

不要なイメージの一括削除

docker image prune

不要なボリュームの一括削除

docker volume prune

まとめ

以上、docker prune コマンドを使用した削除方法を解説した。

容量が多いと意図しない動作やエラーの原因にも繋がるので、日頃から確認や削除をしていただければと思う。

これらのコマンドで削除ができない場合は、docker rmコマンドを使用した削除方法も紹介している。

CHECK
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この記事が少しでも参考になると幸いだ。

最後まで目を通していただき、ありがとうございました。

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