昨今のシステム開発において、Docker(ドッカー)を利用したコンテナー化は多くの企業等で導入されています。
そこで今回は、Dockerをコンソール上から操作する際に、よく利用するコマンドをまとめました。
早速、紹介していきます。
これから紹介するコードの { } 内には任意の名前やIDなどの文字を入れてください。
コンテナー情報の表示
コンテナーの一覧表示
オプションとして「-a」を付けると、停止しているコンテナーも含めて、一覧を表示可能です。
docker psdocker ps -adocker-compose psコンテナーのログ表示
コンテナー名を指定すると、特定のコンテナーのログのみ表示可能です。
docker logsdocker logs {コンテナー名}docker-compose logs {ymlで定義した名前}以下のように、オプションとして「--tail」を付けると表示行数を指定できます。
docker-compose logs {ymlで定義した名前} --tail 10コンテナーのポート番号表示
docker-compose port {ymlで定義した名前} {port番号}ボリューム一覧表示
docker volume ls特定のコンテナー操作
コンテナーの起動
docker start {コンテナー名}
コンテナーの再起動
docker restart {コンテナー名}
コンテナーの停止
docker stop {コンテナー名}
コンテナー内に入る
コンテナーのシェルに応じて、/bin/bash部分が異なります。
docker exec -it {コンテナー名} /bin/bash
docker-compose.ymlに定義したコンテナーの操作
コンテナーの起動
起動するコンテナーを指定しない場合は、すべてのコンテナーが対象となります。
docker-compose up -ddocker-compose up -d {ymlで定義した名前}コンテナー再起動
docker-compose restart {ymlで定義した名前}コンテナーのビルド
ビルドするコンテナーを指定しない場合は、すべてのコンテナーが対象となります。
docker-compose up -d --builddocker-compose up -d --build {ymlで定義した名前}コンテナーの停止
docker-compose downイメージの操作
インストールしたイメージの一覧表示
docker imagesイメージのインストール
docker-compose.ymlを使用している場合、ビルド時に自動的にインストールされるため、使用頻度は低い印象です。
docker pull {イメージ名}指定したイメージの削除
オプションとして「-f」を付けると、強制的に削除が可能です。
docker image rm {イメージ名}docker rmi -f {イメージID}まとめ
以上、Dockerの頻出コマンド集でした。
よく利用するものは覚えておくと効率よく作業ができますが、こういった操作ができるということを知っておくだけでも重要なことです。
自分でコマンドをメモするなりして、必要な情報をすぐに引き出せるようにしましょう。
このブログではDockerに関する情報を随時更新していますので、合わせてご覧ください。
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