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【ムーンリープ】箱がボードに!ダイスを振ってクレーターを目指せ

2023-09-19

当記事で紹介するボードゲームはこちら!

『ムーンリープ』

難易度  :
重さ   :
デザイン :
リプレイ性:
言語依存 :
総評   :

※筆者の主観が含まれます。実際に遊ぶことをオススメします。

目次を確認して、気になるところから読もう!

概要

商品情報

タイトル(Title)ムーンリープ(Moon Leap)
プレイ人数(Players)2〜4人
プレイ時間(Playing Time)約20分
対象年齢(Age)8歳以上
ゲームデザイン(Designer)Rudi Hoffmann
アートワーク(Artist)Wanjin Gill
メーカー(Publisher)Playte, HonuGames など
発売日(Release)リメイク版(海外リリースは1998年)
価格(Price)3,520円(税込)
※執筆時点の情報のため変更されている可能性があります。最新情報は公式サイト等をご覧ください。
カム・セイル・アウェイ!(COME SAIL AWAY!)
CHECK

BGG(BoardGameGeek)

BGGとは、様々なボードゲームのデータが集約されているサイト(英語)だよ!

ランキング(Board Game Rank)10,174位
レート(Geek Rating)5.6
重さ(Weight)1.0 / 5.0
※執筆時点の情報のため変更されている可能性があります。最新情報はBGGをご覧ください。

どのようなゲーム?

ざっくり言うと・・・

ダイスの目に応じて月面に複数いる宇宙飛行士を進めて、高得点のマスを目指す。

ゲーム終了時に高得点のマスに止まっていることを狙う、位置取りが大事なすごろく系ボードゲーム。

一般的なすごろくのように、ダイスで出た数だけ自分の駒を進められるわけではない。

各プレイヤーは1〜5までの数字が記された宇宙飛行士駒を持っていて、ダイスの数と一致する宇宙飛行士駒を1マスだけ進めることができるのだ。

他にもダイスの数字を分割して2つの宇宙飛行士駒を移動させたり、宇宙飛行士駒を3マス連続で並べると連続で手番が回ってくるなど、戦略的な要素も含まれる。

『ヌメリ(Numeri)』のリメイク作品であり、箱自体が広がってボードとなるオシャレ仕様なのも魅力の一つ。

内容物

一番の特徴は何と言っても箱!先述の通り、箱を広げるとボードになる。

箱のサイズは横10×縦14cmほどで、『アクアガーデン』の拡張や『スカルキング』と同じくらいのサイズ感。

コンパクトで軽いので持ち運びにも適している。

コンポーネント

言語依存はなく多言語対応となっているが、日本語のルールブックは含まれない。

別途和訳ルールが付属しているものを購入するのが良いだろう。

コンポーネント一覧

  • ボード:1枚(※箱を広げるとボードとなる)
  • 宇宙飛行士トークン:20個(各プレイヤー5個)
  • 闇の宇宙飛行士トークン:3個
  • サイコロ:1個
  • ルールブック:3冊(英語・韓国語・ドイツ語)

ルール

ルールの概要を説明するにあたって、初めにゲームの目的や勝利条件、どのような状態になったらゲームが終了するかを明確化する。

筆者の個人的な考えだが、『目的がわからない』・『終わりが見えない』状態でルールや流れを説明しても、聞いている側はイメージするのが難しい。

ゲームの目的を理解した上で、全体像がイメージできると良いだろう。

詳細はルールブックを参照

正確な情報を記載するようにしていますが、筆者の解釈に誤りがある可能性がありますので、ご了承ください。詳細な情報については、同梱されているルールブック等をご確認ください。

ゲームの目的・勝利条件

ざっくり言うと・・・

宇宙飛行士は高い点数のマス(クレーター)に止まることを目指す。

ゲームは合計点数が一番高い人が勝利となる。

点数は『宇宙飛行士駒の数字』と『止まっているマスの数字』を掛け算した結果。例えば、「3」の宇宙飛行士駒が「12」のマスに止まっている状態でゲームが終了すると、3×12=36点となる。

マスに数字が書かれていないと点数が入らないので、注意が必要だ。

終了条件

ざっくり言うと・・・

最後の3つのマス(最も点数が高い3つのマス)が埋まると終了。

最後の3つのマスには「30」「25」「20」の数字が書かれたマスがあり、それぞれのマスに宇宙飛行士駒が止まるとゲーム終了となる。

全体の流れ

詳細はルールブックを参照

ゲームの準備については触れませんので、同梱されているルールブック等を参照してください。

アクション

手番でやることは簡単。ダイスを振って、出た数字と同じ数字の宇宙飛行士駒を1マス進めるだけ。

ゲーム開始時は手元に宇宙飛行士駒があるので、ボード上にない場合は最初のマス(一番端の-3のマス)に置くこととなる。

また、各マスに宇宙飛行士駒は1つしか止まれないので、進む先のマスが埋まっている場合、さらに1マス先に進む。その先のマスも埋まっている場合は、さらにその先のマスに進む。

先のマスが埋まっているほど、一気に進めることができる仕組み!

ダイス

ダイスは6面ダイスだが、数字の6は存在せず「*(アスタリスク)」となっている。

ワイルドカードなので、「*」が出た場合は任意の宇宙飛行士駒を1つ進めることができる。

バリア(数字の分割)

ボードには『バリア』と呼ばれる境界線があり、このバリアを誰かの宇宙飛行士駒が超えるとルールが追加される。

バリアを超えたら、以降すべてのプレイヤーは振ったダイスの数字を異なる数字に分割して、2つの宇宙飛行士駒を進めることができる。

例をあげると、ダイスの数字が「5」だった場合、通常通り「5」の宇宙飛行士駒を進めても良いし、「2」と「3」に分割して2つの宇宙飛行士駒を進めてもよい。もちろん「1」と「4」に分割することも可能だ。

分割した場合、2つの宇宙飛行士駒は任意の順番で進めることができる。

注意

  • バリアの位置はプレイ人数によって変わります。
  • 分割した数字の宇宙飛行士駒が進められない場合、分割はできません。
  • 「*」が出た場合、数字の分割はできない(と筆者は解釈しています)。

ダイスの数字を分割できるパターンは以下。

  • 「5」を「1」と「4」または「2」と「3」に分割。
  • 「4」を「1」と「3」に分割。
  • 「3」を「1」と「2」に分割。
  • 「1」と「2」を分割することはできない。

宇宙飛行士駒が3つ並ぶ

手番終了時、自分の宇宙飛行士駒が空きマスなく連続して3マス並んでいる場合、もう一度手番を行うことができる。

もう一度行った手番にて、新たな形で3マス自分の宇宙飛行士駒が並んだ場合はさらにもう一度手番を行える。

ソロプレイ

残念ながら最低プレイ人数は2人からのため、ソロプレイでは遊べない。

ダイスロールの要素はないが、すごろく系のボードゲームでは『ファーストラット』もオススメ。ソロプレイも可能だ。

おすすめ!
【ファーストラット】ネズミたちが宇チューへ!ダイス不要のすごろく!

サイコロを使わないすごろく系ボードゲーム『ファーストラット』を紹介。ダイス運なし、様々なアクション、5人までプレイ可能と見た目以上に戦略性が求められる内容となっている。何度遊んでも面白いオススメ中量級作品の一つだ。

続きを見る

注意事項

忘れがちな点

  • 宇宙飛行士駒が最後のマスなどに到達して進められない場合、何もせず次のプレイヤーの手番となる。ダイスの振り直しは発生しない。
  • ゲーム終了時、ボードに置けず手元に残った宇宙飛行士駒があった場合は「-5」をかけた点数を得る。

エラッタ

  • 執筆時点において、特になし。

プレイした感想

個人的な感想のため参考程度に。

実際にプレイしてみて・・・

ダイスによる運要素はあるものの、ちょっとした戦略性もある可愛い小箱。

良かった点

  • かわいいイラスト、箱がボードとなるのが一番の魅力。サイズ的にも持ち運びやすいので、出先で遊ぶ候補としてオススメだ。
  • 言語依存はないので一度ルールを覚えてしまえばOK!拡張ルールもあるので、色々なパターンで楽しめる。

気になった点

  • 3人以上がオススメ。人数が多いと、お互いの宇宙飛行士駒による影響が強くなり、ゲーム性が増して楽しめる。
  • サイコロの出た目によってアクションが決まるので、運要素がどうしても含まれてしまう。確率の偏りが大きいと面白みのないゲームになってしまうこともある。2人でプレイしたときに「297対8」という結果になったことも・・・

プレイ時のコツ

  • ダイスの数字を分割して宇宙飛行士駒を2つ進められるのは効率が良いように思うが、これを繰り返すと「4」と「5」のような大きい数字の宇宙飛行士駒が中々進められない。最終的な点数は宇宙飛行士駒の数字にも依存するので、慎重な選択が必要だ。
  • 難しいことは考えずにダイス運を祈る。最終的にはこれに尽きる。

拡張

拡張ルール:闇の宇宙飛行士

すべてのプレイヤーが操作できる闇の宇宙飛行士駒(中立の駒)が追加される。

準備時にスタートのマスから4人プレイ用のバリアまでの間にランダムで闇の宇宙飛行士を配置する。

ダイスの分割と同様、誰かがバリアを超えると闇の宇宙飛行士駒の操作ルールが追加される。ダイスを振ったあと、自分の宇宙飛行士駒を進める前に任意の闇の宇宙飛行士駒を進めることができる。

闇の宇宙飛行士駒は前のマスだけでなく後ろのマスに進むことができ、最後の3つのマスに入ることはできない。

闇の宇宙飛行士駒をうまく使って自分の宇宙飛行士駒を効率よく進めたり、相手への邪魔ができたりするだろう。

注意

プレイ人数によって使用する宇宙飛行士駒の数と種類が異なります。

まとめ

歴史が長く、リメイクされてデザインが良くなった『ムーンリープ』を紹介した。

筆者は海外のボードゲームを扱っている『ホヌゲームズ(HonuGames)』が和訳ルール付きで販売していたのを購入したので、気になる方は是非購入してみてほしい。

当記事が”君”のボードゲームライフに多少なりとも貢献できたのであれば幸いだ。

最後まで目を通していただき、本当にありがとう。またどこかで会おう!

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